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6. いわゆる”顎関節症” 「顎(がく)関節症」 とは,あごの関節のまわりに何らかの異常が起こる疾患です.「カクカク音がする」,「口が開かない」,「あごの関節が痛い」といった症状が代表的ですが,こうした症状の中には,いろいろな疾患が含まれています.矯正治療を始める前にこのような症状が認められた場合には,臨床診査とMR画像検査による鑑別診断が必要です.当クリニックでは,地域の医療施設とも連携してMR検査による鑑別診断を実施しております.もし, 顎関節内障(あごの関節円板がずれる病気)や変形性顎関節症(関節の骨が変形する病気)と診断されたとしても,その中には軽度のものから重度なものまでいろいろな程度のものが含まれています.治療を早く始めないと手遅れになるというようなことはむしろまれです.多くの方は,検査によってご自身の顎関節がどのような状態になっているのかをよく理解し,関節に負担がかからないように日常生活を営んでいただくことで症状は安定します.
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